「こんな時、どうするの?~融資編」★ 「NPOが受けられる融資とそのポイント」について★

 今回は、NPO法人が受けられる融資とそのポイントについてふれたいと思います。
NPO法人が活動を進めていくうえで、資金の調達は重要な課題です。以前は、NPO法人が銀行からの融資を受けるには、なかなか困難な状況がありました。しかし現在ではいくつかの機関がNPOへの融資を行なっている為、資金調達がし易くなっています。

 新潟県内でNPO法人が受けられる融資サービスを提供している金融機関は、次のようなものがあります。

〇日本政策金融公庫
「女性、若者/シニア起業家資金」「普通貸付」などNPO法人向けの融資制度がある。その種類によって、融資額、返済期間、利率などが異なる。
日本政策金融公庫ウェブサイト https://www.jfc.go.jp/

〇新潟県労働金庫
「NPO応援ローン」
「運転資金」「設備資金」「つなぎ資金」の3種の用途に対応している。任意団体の活動期間を含め3年以上の経験があり、NPO法人として1事業年度の決算が確定していること、新潟NPO協会からの推薦を受けていること、などが条件となる。
新潟県労働金庫ウェブサイト http://www.niigata-rokin.or.jp/

 このほか、各地域の信用金庫では、NPO法人への融資を行っているところがいくつかあります。お近くの信用金庫等へお問合せください。
 また、どの金融機関にも共通することですが、申請書類に添付するものとして、融資を申込することが承認された時の理事会や総会の議事録、事業報告書、登記簿謄本のコピーなどがあります。
 さらに、融資を申込してから実行されるまで、一定の審査期間があります。日頃から資金繰りを把握し、いつ頃にいくらの融資が必要になるのかを確認しておきましょう。
そのためにも、月々の入出金が予測できるよう「月次会計」を付けておきましょう。
融資のための事業計画書や返済計画書が整っていることはもちろんですが、NPO法人として日頃から整えておかなければならない書類を揃えておくことが大切です。


(にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

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