「こんな時、どうするの?~企画・計画編」★「魅力的な企画」について★

 今回は、企画・計画編として、魅力的な企画とはどんなものかふれていきたいと思います。

 企画書とは、自分の想いを相手に届けるために綴るラブレターのようなものです。ラブレターを書く時は、普通、相手が読んでどう思うかを想像しながら書きますよね。自分の想いを一方的に並べるのではなく、相手が好意的に受け取ってくれるように書く。それが成功するためのひとつめのポイントです。
 相手として考えられるのは、助成団体であったり、事業の委託元であったり、共催者であったり、あるいは同じ団体のリーダーや仲間であったりと、様々です。その相手の考え方や価値観をふまえて書くだけで、ぐっと説得力のある企画書になるはずです。

 企画を作るのに必要な要素は、大きく分けて以下の3つです。これらはよく、英語の”6W2H”で説明されることもあります。
 ①目的と背景 … Why / Whom / Where(どうして、だれのために、どこで)
  そもそも、何のために、だれのためにそれをやるのか。自らの想いと、その活動が必要となる客観的な理由を交えた説明が必要です。
 ②手段と工程 … What / Who / When / How(何を、だれが、いつ、どうやって)
  何を、どのような時期(期間)に、どのような体制(チーム)で、どのような手法を用いて提供するのか、といった具体的な事柄をまとめる必要があります。
 ③成果目標・収支予算 … How much(どのくらい)
  この活動の結果、どのような成果を目標とするのか。また、これを実施するために必要な収入と支出の見込みを具体化します。

 企画書は、長ければよいというものではありません。必要な情報を簡潔に表現するのも大事なポイントです。助成金を申請する時などは既に書式が決まっている場合がほとんどですが、基本的に問われているのは同じことです。
 言ってみればこれが、「成功するラブレター」の基本型です。相手の気持ちと基本的なコツをつかみ、しっかりと想いを届けましょう!


(にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

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