「こんな時、どうするの?~プレゼン編」★活動を誰かに伝えるために★

 会員やボランティア、寄付金の募集、委託事業や助成金のコンペティションなど、自分たちの活動を誰かに伝える場面はいろいろありますよね。
 でも、決められた手段、限られた時間や文字数の中で、思いの丈をすべて盛り込むのは難しいものです。あれもこれもと欲張ると、情報が情報に埋もれてしまい、「で、結局何が言いたいの?」なんてことにもなりかねません。

 誰かに何かを伝えることは、その人にプレゼンテーションをするということです。
 プレゼンテーションの機会を得たら、まず初めに「誰に」「何を」伝えるのか、聞き手側の立場に立ち、知りたがっていることや求められていることについて、考えることが大切です。

 パワーポイントを使う方も多いでしょう。最も気をつけたい点は、「文字は大きく、行は少なく」。これに限ります。
 陥りがちなのが、「小さな文字で画面がいっぱい」。これではわざわざ画像にする必要がなく、手元の資料で充分、となってしまいます。
 また、「書き言葉より話し言葉」、「発表の声は大きく」。こちらも大きなポイントになります。
 発表では、流れも大切です。そのエッセンスがつまっているものが、実はテレビショッピング。流れをまとめると以下のようになっていて、なるほど~、理にかなっているなぁと感じます。

 ①身の回りの困ったことを話題にあげる(団体が取り組む社会的課題の明示)
 ②商品の紹介(解決方法・手法の提案)
 ③商品性能の解説・使われている技術のアピール(裏付けとなる考え方・データ・実績の説明)
 ④商品を使った人の評判や実感をアピール(現時点での成果や協力者の状況を発表)
 ⑤最後に値段と限定台数を伝える(聞き手への具体的な協力のお願い)

 また、変わった方法として、以下のような方法も面白いのではないでしょうか。
 ・寸劇で、自然にストーリーを理解してもらう
 ・ゲーム形式で会場を巻き込み、一緒に問題の解決法を考えてもらう
 ・動画で視覚的に訴え、現場の臨場感や雰囲気を感じてもらう

 上記の例が必ずうまくいく方法、というわけではありませんが、肝心なのは「理解・共感・納得」が得られるかということ。
 伝えたい相手に伝わっているのかどうかを確かめるためにも、一人で考え込まず、自分以外の人に必ず見てもらって、感想を聞きましょう。


(にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

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