「こんな時、どうするの?~広報編」★ 「伝える相手を知りたい」について★

 今回は、広報編第3弾として、 「伝える相手を知りたい」をご紹介します。

伝える相手は、大まかには3つの対象に分ける事が出来ます。
その内訳は、①組織内部 ②顧客 ③地域(社会)となり、3つに分けて考えることができます。まずはこの3つにどんな人たちが含まれるのかを考え、整理する必要があります。
①組織内部:会員、役員、スタッフ
②顧客*:受益者(第1の顧客)と協力者(第2の顧客)
③地域(社会):対象となる地域にいて、情報を伝えたい人たち
それぞれ誰のことを指すのかは、組織によって、あるいは事業の内容によって違います。これらの対象となる人たちの事を考えれば、用いるべき言葉や手段も違ってくる、ということです。

 大まかな対象が見えてきたら、次は、その人たちの典型的な特徴をもった誰か1人をイメージしてみます。その人の年齢や性別、家族構成、友達づきあい、興味や関心・嗜好、日常の行動パターン、よく使う情報媒体・・・等々を具体的に思い描き、そこにヒットするようなメッセージや伝え方を考えるのです。その方が「多くの人に伝えたい」という漠然としたところからスタートするよりも、ずっと対象となる人々の間で共鳴しやすい言葉や手段が見つかります。

 伝えたい相手は、自分たちとは違う世界を持っている・・・これは広報の原点です。違うからこそ自分たちのことを伝え、同じ世界を共有できるような仲間になってほしいのです。そこで考えたいのが、どうやってその人たちとの「接点」をつくるか、ということです。
 方法は2つです。ひとつは、自分たちの言いたいことを、相手の関心のある領域の言葉に置き換えて伝える方法。もうひとつは、言いたいことはひとまず置いといて、双方が関心を持てるような別の接点をつくり、まずはそこに関心を持ってもらうよう働きかける方法。どちらも、相手の立場に立って考えることが大切です。


(にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

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