「こんな時、どうするの?~寄付編★寄付の考え方・集め方★

 認定NPO法人をめざし、「寄付をいっぱい集めよう!」と意気込んでいる団体も多いかと思います・・・というくだりを前回書きましたが、「認定なんて、寄付をいっぱい集めなきゃだめなんでしょ?それよりなんか助成金ないですか?」という声が寄せられました。また、「寄付して、と言うのが恥ずかしい」という声も。これは「寄付」の意味をちょっと誤解しているのかもしれません。

 助成金は、助成機関と趣旨や目的、活動内容などが合致して初めて申請できるもの。しかも助成を受けられるかどうかは分かりません。
 寄付金は、使途を限定したものでなければ、自由度の高い重要な資金源。NPOが寄付を募るという行為は、憐れんだり同情してくれ、と言っているのではなく、自分たちの活動を理解してほしい、応援してほしい、と伝える行為ですよね。そして寄付には、社会や地域の課題解決のために動いているNPOの活動に賛同し、「がんばってください」「応援してます」という気持ちが含まれているはず。
 NPOは市民の理解と、参加や賛同によって初めて社会的な活動をする団体と認められるところがあります。NPO法の根底にもあたる部分です。活動を継続するために資金は必要。たとえ資金が不要でも、マンパワーという人の力が必要です。
 どうしても直接寄付(=お金)を募ることに抵抗があるなら、「寄付つき商品」の販売という方法もあります。会員として入会してもらうのもいいでしょう。

 お金も人も、NPOにとって大切な財産。「寄付をいっぱい集めよう!」は、「賛同者や理解者をいっぱい集めよう!」と表裏一体なのです。その活動の対象となる人やもののために、理解者を増やしましょう!


(にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

コメント

人気の投稿