プレゼン資料を作ろう!パワーポイントでの注意点

 今回は、プレゼン資料に関連して、パワーポイントを使ったプレゼン資料作成の注意点について、ふれたいと思います。

 プレゼンテーションの際に、パワーポイントを利用する方も多いのではないでしょうか。

 パワーポイントを使って行うプレゼンのポイントとして、最初に考えていただきたいことは、「最終的な目的」です。プレゼンを聞いた人が、説明内容を理解することが目的なのか、共感を持ってもらうことが目的なのか、具体的なアクションを起こしてもらうことが目的なのか、それによって、プレゼン内容も大きく変わってくるかと思います。この点は、プレゼンの軸となりますので、あらかじめよく考える必要があります。

 なんといっても一番大切なことは、プレゼンの受け手が集中して説明を聞ける内容を目指すということでしょう。そのためにも「説明のわかりやすさ」「スライドの見やすさ・配色」「スライドからスライドのつながり」が重要です。

 説明は、簡潔に重要なキーワードが表記してあることが大切です。簡潔なメッセージを折り込むには、前述のプレゼンの軸がしっかりしていることと、説明内容への深い理解が不可欠かと思います。時間をしっかりかけ検討してから資料を作り始めましょう。

 また、見やすさは、文章をコンパクトにすること、文字を大きくし書体・文字色に留意すること、図や表、写真などを適切な位置に配置することなど、工夫のポイントは多岐に渡ります。無駄に文章が長くならないようにすることが大切ですが、どうしても詳細な説明をする必要があったり、原文ママを紹介する必要がある場合は、スライドを別にしたり、別印刷資料を用意することをオススメします。パワーポイント資料が見やすいと自然とプレゼンターの話に注目が集まりやすくなり、プレゼン全体の一体感も増すことになります。

 加えて、スライド1枚には、1つの説明事項のみをのせるようにします。プレゼン自体は、「問題提起」「背景共有」「解決方法提示」「方法の裏付け」「必要な協力」のような話題の流れで、順序を考慮して組み立てる必要があります。スライドそれぞれには、タイトルをつけて1つ1つのスライドの意味を明確にするとともに、スライドの順序によって全体の趣旨が明確に伝わるように作成しましょう。

 これらの工夫をすることで、受け手の理解度があがることの他に副次的に得られるメリットもあります。それは、シンプルで要点のまとまった資料は、プレゼンターの負荷が少なくて済むということです。詳細で長い文章をプレゼンの現場で要約しながら話をすることは非常に高いスキルを必要とします。プレゼンターが資料の説明にエネルギーを使い切らず、行間を活き活きと語る方が、受け手も好印象を受けるのではないでしょうか。

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