「こんな時、どうするの?~人材編」★「協力者を増やしたい」について★

 今回は、人材編として、協力者を増やすことについてふれたいと思います。

 一緒になって活動する、という関係ではないけれど、金品を寄付してくれたり、行事に参加してくれたり、情報や人材を紹介してくれたりなど、外から応援してくれる人々の存在は市民活動には欠かせないものです。こうした人々のことを、活動の直接の受益者である「第1の顧客」に対して「第2の顧客」と呼ぶこともあります。
協力者とのつながりを広げるための第一歩は、やはりそれがどんな人たちかを知ることです。みなさんは、次のような質問に答えることができますか?
・その人たちは、どこでどんなことをしている人たちですか?
・その人たちはどんなことに興味や関心がありますか?
・その人たちにとって、自分たちを応援するメリット(理由)は何ですか?
・その人たちに情報を伝えるには、どんな手段が効果的ですか?
これらを整理していくと、今まで気がつかなかった潜在的な協力者の存在も浮かんでくるかもしれません。まずは相手をよく知った上で、作戦を立ててみましょう。

 ひと口に協力者と言っても、そこには様々な人々がいます。ここでは関わりの深さによって三段階に分けて考えてみます。
 第一段階は、それほど積極的ではないけれど、活動に対して興味や関心を持ってくれそうな人たち。第二段階は、団体が行う行事に足を運んでくれたり、提供するサービスを利用してくれたりなど、ある部分の活動に参加してくれる人たち。第三段階は、活動のパートナーとして、対等の関係で協力をしてくれる人たち。
 段階によって、コミュニケーションのツボも違います。第一段階では分かりやすく押しつけでない情報を、第二段階では自分たちの「成果」を印象的に、第三段階では目標の共有や役割分担を明確に、といったところがそれぞれのポイントになります。


(にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

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