「こんな時、どうするの?~人材編」★「『ひと』をコーディネートしたい」について★

 今回は、人材編として、「人」をコーディネートすることについてふれたいと思います。
 

みなさんの団体の組織図を書いてみましょう。どんな形になりますか?組織の形としてよく目にするのが、三角形の「ピラミッド型組織」といわれる図です。これは基本的に上意下達で、組織の機能を分割して管理する際に用いられます。
 市民活動では人と想いを資源として捉え、そのつながりを力と考えますので、個々の持っているものを活かしやすい「ネットワーク型組織」がおすすめです。人の輪の中心にいるのは、管理者というよりはコーディネーターです。コーディネーターの役割は、それぞれのよいところを引き出してつなげること、と捉えてください。

 市民活動は自発的な行為の集まりですので、その人の関心のあることや得意なことを中心に役割を分担するのが基本です。役割を決めたらそれを尊重し、現状よりも少し高い目標を設定して、互いに協力し合えるようなコーディネートができると理想的です。

 組織に属する様々な人をコーディネートする最大のポイントは、コミュニケーションです。個々の責任者が意思決定をするために必要な情報や、日々の活動の成果、聞けば機運が盛り上がる様な話題などを、タイムリーに共有することで組織の活性化を図りましょう。また、それぞれの担当者が孤立しないように、よい情報だけでなく悩みや課題を共有できる場を設けることも大切な配慮です。
 具体的な方法としては、インターネットやメールの活用、会報の活用、会議やミーティングにおける情報共有の工夫、などが挙げられます。また時には、打ち解けた雰囲気の中で存分に語り合う場(例:懇親会や合宿など)を持つこともとても有効に働きます。


(にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

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