報告書の準備は申請前から

 助成金を受けると必ず待っているのが、報告書です。活動内容や会計もまとめて、助成団体へ報告をします。
 多くは募集の時点で、報告書はウェブサイトで公開することや、成果発表会への参加義務などを条件として示しています。

 事業を進めていく中で、活動の記録としての写真や、当日使用した資料(チラシ、ポスターなど)はもちろん、新聞や雑誌に掲載されたものも保管しておくと、まとめる時の作業がスムースです。
 会計報告用の領収書や振込明細なども、事前に整理しておくことをお勧めします。
 報告書の提出直前になってから慌てないよう、助成金を申請する前から「報告書には何が必要なのか」を意識することが大切です。

 また、提出した写真や報告書の内容は、助成団体のウェブサイトや広報物に使用されることがありますので、特に写真は被写体の方の了解を得ておくといった配慮も必要です。
 作成した成果物の取り扱いについても、制作者側に著作権の確認をしておきましょう。

 また、報告書には助成団体に対して意見を述べることができる欄が用意されている場合があります。
 これは、助成団体による、より活用しやすい助成金にするための調査だと思ってください。御礼を述べて終わりではなく、具体的な感想や提案があれば、ぜひ記入を。
 これからの市民活動の土壌を整え、育てることに、あなたの言葉が役立つと思います。

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